全国建設室内校事業協会  
   
 

2012/5/2 登録内装仕上工事基幹技能者について

 建設工事で生産性の向上を図り、品質、コスト、安全面で質の高い施工を確保するためには、現場で直接生産活動に従事する技能労働者、とりわけその中核をなす職長等の果たす役割が重要となります。
 基幹技能者は、熟達した作業能力と豊富な知識を持つとともに、現場をまとめ、効率的に作業を進めるためのマネジメント能力に優れた技能者で、専門工事業団体の資格認定を受けた者です。
 現場では、いわゆる上級職長などとして、元請の計画・管理業務に参画し、補佐することが期待されています。

 基幹技能者制度は、国土交通省が平成7年「建設産業政策大網」を発表して以来、その整備を促進するために作成された「基幹技能者の確保・育成・活用に関する基本方針」に基づき、(財)建設業振興基金の後押しで、各専門工事業団体において進められました。
 「登録内装仕上工事基幹技能者講習」は、平成20年1月の建設業法施行規則改正に伴い、社団法人全国建設室内工事業協会(全室協)、日本室内装飾事業協同組合連合会(日装連)、日本インテリア事業協同組合連合会(ジェイシフ)の内装三団体が、国土交通省に講習事務の登録を受け、従来の「内装仕上工事基幹技能者」の資格から「登録内装仕上工事基幹技能者」に移行する「特例講習」と新しく登録を受ける「認定講習」を開催するようになったものです。

 基幹技能者の評価と処遇については、経営事項審査で加点評価(3点)に加え、国や地方自治体、ゼネコンなどに働きかけている過程で、総合評価タイプにおいて評価が進んでおります。


 
 
(一社)全国建設室内工事業協会